アメリカの三大美術館の一つ シカゴ美術館の見どころと魅力を紹介

2018/06/26

シカゴで最も人気の観光スポット、「シカゴ美術館」は、メトロポリタン美術館、ボストン美術館と並び、アメリカの三大美術館の一つに数えられています。

特にヨーロッパ印象派の絵画は世界有数の収蔵数を誇り、アメリカモダンアートや日本を含む東洋美術のコレクションも充実しています。

館内を隈なく見ようとすると一日では足りませんが、見所を抑えれば数時間から半日で回ることが出来るでしょう。

この記事では、そんなシカゴ美術館の抑えておきたい見所や入館情報、効率よく回る方法などを紹介します。

シカゴ美術館ってどんな場所?

シカゴ美術館
1879年、シカゴアカデミーオブファインアーツとして設立したシカゴ美術館。現在の建物は、シカゴ万博の時に建築されました。

ヨーロッパ、アメリカ、東洋、エジプト、ギリシャなど、そのコレクションの範囲は多岐にわたり、建物は4つ、セクション数は120以上、収蔵は30万点以上にのぼり、世界中の美術ファンを魅了し続けています。

収蔵品は、個人コレクターからの寄贈によるものが多く、スーラの「グランドジャット島の日曜日の午後」、レンブラントの「金の首飾りの男」、グランドウッドの「アメリカンゴシック」など、著名な作品が目立ちます。

ピカソ、ゴッホ、シャガール、ルノアール、モネ、セザンヌなど、美術に深い知識がなくても、知らない人はいないでしょう。

作品はガラスケースなどで守られていないため、手が触れるほど間近で鑑賞できるのも、シカゴ美術館の特徴の一つといえます。

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シカゴ美術館へのアクセスは地下鉄の利用が便利

シカゴ美術館
シカゴ美術館はシカゴの中心部に位置し、非常にアクセスしやすい場所にあります。

地下鉄の最寄り駅は、アダムスワバッシ(Adams&Wabash)駅で、グリーン、ブラウン、パープル、オレンジ、ピンクのラインで行くことが出来ます。

空港からタクシーやレンタカーを使う場合は、混雑具合にもよりますが、所要時間は40分ほどです。周辺の治安も悪くないため、安心して美術館まで向かうことができるでしょう。

シカゴ美術館の入館料・開館時間とお得なパス

開館時間は午前10時30分~午後5時(木曜のみ午後8時)です。入館料は大人$25、学生とシニアが$19、14歳以下は無料になります。混雑を避けたい場合は、追加$10でファストパスが購入できます。

また、シカゴでその他の観光地も巡る予定がある場合は、シカゴシティパスもおすすめです。シカゴ美術館の入館料が半額になります。

休館日は1月1日、感謝祭の日(11月の第四木曜日)12月25日となっているので旅行に行く際には注意をしましょう。

シカゴ美術館の回り方

シカゴ美術館の館内はとにかく複雑で広いので、日本語オーディオガイド($7)や、館内マップを手に入れ、効率良くまわりましょう。あらかじめどこを見たいか決めておくのもいいかもしれません。

マップには、見学必須の著名な作品の写真や展示場が示されているので、時間に余裕のない場合はそれだけでもおさえておけば、後悔はないでしょう。

また、各所にいる警備員は館内案内にも対応してくれます。見たい作品の場所が分からない時などは、遠慮なく尋ねましょう。

フラッシュを利用しなければ、カメラでの撮影も可能です。館内にはレストランや喫茶もあるので、時間のある場合は鑑賞の途中でひと息つくこともできますよ。

シカゴ美術館の見どころ

シカゴ美術館
シカゴ美術館は上記にも記載しましたが、館内は広いうえに複雑な作りとなっていて、作品も膨大な数が展示されています。

ここからは、シカゴ美術館の見どころを一部紹介していきます。見どころだけでも押さえてみることで十分美術館のよさを堪能することができるでしょう。ぜひ、館内を周る際の参考にしてみてください。

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ヨーロッパ印象派画家たちの作品が並ぶ本館2階は人気のエリア

シカゴ美術館で一番人気なのは、ヨーロッパの印象派画家たちの作品が並ぶ、本館2階のセクションです。

その中でも、ジョルジュスーラ―の巨大な点描画「グランドジャット島の日曜日の午後」は、シカゴ美術館の目玉といってもよいでしょう。

寄贈者の遺言により、1927年から100年間は館外への持ち出しが禁止されているため、ここでしか見られません。門外不出の傑作として、あまりに有名な作品です。

そのほか、ゴッホの「自画像」、モネの「睡蓮」、カイユボットの「パリの通り 雨」、ルノアールの「姉妹」など、名作がずらりと並んでいます。

シャガールから直接シカゴ美術館に贈られた貴重なステンドグラス

本館から新館へ向かう途中の回廊では、ロシア出身でフランスの画家、マルクシャガールがデザインしたガラス絵「アメリカンウインドウズ」を見ることができます。

このステンドグラスは全3面から構成されていて、基調となっている碧色が、美しい輝きを放っています。シャガール本人から、シカゴ美術館に直接贈られた貴重なものです。

アメリカのモダンアート「アメリカンゴシック」は必見

近代棟のアメリカ近代美術のセクションにある絵画、「アメリカンゴシック」は、表情の描写がとても印象的な、アメリカで最も人気のある油絵です。

アイオア州出身の画家、グランドウッドの傑作で、モデルは夫婦に見えますが、ウッドの妹と彼の歯医者といわれています。パロディの対象となり、「ナイトミュージアム」「ロッキーホラーショー」などの映画にも登場しています。

また、深夜の食堂を描いたエドワードホッパーの「ナイトホークス」も人気の高い作品です。

ヨーロッパ近代美術を代表する、ピカソの「老いたギター弾き」

近代棟のヨーロッパモダンアートセクションで人気なのは、やつれた老人がギターを弾く姿を描いた、パブロフピカソの絵画「老いたギター弾き」です。

ピカソが困窮を極めた時代、「青の時代」を代表する作品で、ピカソ本人の当時の状況を反映しているといわれています。キャンバスには上書きした形跡があり、経済的理由から使いまわしていたことも分かります。

このセクションでは、他にも、ダリやマティス、マグリッドなどの作品が楽しめます。

館内にあるショップでは、作品にちなんだお土産が買える

ひと通り見学を終えたら、館内に3カ所あるミュージアムショップに寄ってみましょう。

ここでは、所蔵されている美術品にちなんだ小物類やアクセサリー、書籍や玩具などのお土産が買えます。アーティストのサインが書かれたグッズもあり、美術ファンならずとも、たまらない空間になっています。

シカゴ美術館は美術館ファン以外にもおすすめ!

シカゴ美術館
ヨーロッパ印象派やモダンアートなど、膨大な作品数を誇るシカゴ美術館ですが、他にもエジプト、ギリシャ、ローマの遺跡や彫刻、日本の浮世絵、中国の青銅器など、伝えきれない見どころがたくさんあります。

コレクションの水準も高く、誰もが知る名作も多いので、アート好きならずとも楽しめる美術館となっています。

シカゴに出かけた際にはぜひ訪れて、お気に入りの一品を探してみて下さい。珠玉のアート作品の数々が、教科書やガイドブックからは味わえない、本物の感動を与えてくれることでしょう。