世界三大料理

中国!フランス!トルコ! 世界三大料理の特徴と共通点の解説

2018/09/10

テレビや雑誌などでよく耳にする「世界三大料理」という言葉。聞いたことはあるけど、いったいどこの国の料理のこと?と疑問に思う方もいると思います。

そして、どういった基準で世界三大料理として決められているのでしょうか。

この記事では、世界三大料理について紹介していきます。世界三大料理についてよく知らない方はぜひ参考にしてみてください。

世界三大料理ってなに?

世界三大料理
世界三大料理とは、中華料理、フランス料理、トルコ料理の3つをさします。他にも世界中にはおいしい料理がたくさんあるのに、一体なぜこの3つの料理が世界三大料理に選ばれているのでしょうか。

実は、世界三大料理は、おいしさだけで決められたものではないです。中国、フランス、トルコには、歴史的な背景や食文化に共通点があり、世界の料理文化へ多大な影響を与えた料理だといわれています。

つまり世界三大料理とは、そのおいしさよりも世界の食文化への貢献の大きさで決められているといえるでしょう。

ここからは、それぞれの料理がどのように発展し、どんな特徴があるのかを紹介していきます。

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中華料理の特徴

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中華料理は地方によって食材や調理法が違い、広東料理、北京料理、四川料理、上海料理などがあります。

他の国の料理に比べて、強い火力を用いて短時間で炒める料理が多く、ラードやゴマ油などの油を多用します。調味料の組み合わせが豊富なのも中華料理の特徴です。

また、中国では温かい食事をとることが重視され、火を通さない料理は嫌がられるため、生野菜のサラダや冷たい料理は伝統的な中華料理にはありません。

中華料理の種類は以下の通りとなります。

広東料理:他の地方に比べて薄味の料理が多く、高級食材の燕の巣やフカヒレ、飲茶などが有名です。
北京料理:宮廷料理から発展しました。北京ダックや羊のしゃぶしゃぶなどが有名で、カロリーの高い料理が多いのが特徴です。
四川料理:辛い料理が特徴です。調味料が豊富で、特に山椒や唐辛子などの香辛料がよく使われます。
上海料理:魚介類や野菜を使った料理が多く、酒や醤油、黒酢が使われるため、甘辛い味付けが特徴です。小籠包や上海蟹も有名な上海料理として知られています。
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フランス料理の特徴

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日本人にも馴染みの深いフランス料理。珍しい食材と、色鮮やかな美しい盛り付けの高級な料理、というイメージが高いですよね。

フランス料理の特徴の一つは、ソース仕立ての料理が多いということです。素材とソースを組み合わせた複雑で手の込んだ料理が、味わう順序まで計算されたコース料理として提供されるのが一般的です。

ルネッサンスの時代に、フランスの王アンリ2世のもとへイタリアから王妃カトリーヌ・ド・メディチと料理人がやって来たことにより、フランスの宮廷料理が急激に発展したといわれています。

当時は手づかみで食べるのが一般的だったフランスに、ナイフとフォークを使って食事をする文化が伝わったのもこのときです。つまり、フランスの食文化はイタリアから伝わったものともいえるでしょう。

新たな食文化に衝撃を受けたアンリ2世は、その後珍しい食材を次々と取り寄せました。そして多くの料理人たちを宮廷に呼び、フランス独自の食文化を作り上げていきます。

そしてフランス革命をきっかけに、庶民にも質の高い食文化が広がりました。

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フランス料理の代表的な食材

フランスには、日本ではあまり見かけない珍しい食材や、旬の食材の種類も豊富にあります。

代表的な食材には、フォアグラ、トリュフ、ジビエ、エスカルゴなどがありますが、これらの食材は、地方の名物料理として広がりました。

ここからは、フランス料理の代表的な食材の特徴とその名産地を紹介します。

フォアグラ ( 南西地方 )

フォアグラとは、ガチョウやカモの肥大化した肝臓を食材としたもので、フランスの南西地方が発祥地となっています。

フランスでも古くから珍重されてきた高級食材で、とろけるような食感が人気です。テリーヌやソテーなどの調理法で食されることが多いです。

トリュフ ( プロヴァンス地方 )

日本でもよく知られているトリュフはキノコの一種で、フランス料理の香り付けなどに主に使われます。

フランスでは30種類以上のトリュフが取れますが、その8割以上が南フランスのプロヴァンス地方で取れたものです。トリュフはキャビアやフォアグラと並ぶ世界の三大珍味ともいわれています。「黒いダイヤモンド」とも呼ばれる高級食材です。

ジビエ ( イルドフランス地方 )

ジビエとは、狩猟によって食材として捕獲される野生鳥獣のことで、主に鹿や熊、ウサギ、キジ、鴨、イノシシなどの肉のことをさします。

日本でも近年ジビエを使った料理が注目を浴びており、滋養強壮や血行促進などの効果があると言われるスタミナ料理です。

秋から冬にかけて狩猟が解禁されるフランスのイルドフランス地方では、このジビエ料理が名物となっています。

エスカルゴ ( ブルゴーニュ地方 )

エスカルゴは、フランスの北東にあるブルゴーニュ地方の郷土料理です。

フランス語でカタツムリを意味するエスカルゴは、その名の通り食用のカタツムリをおいしく調理したものです。古代ローマ時代から珍重されてきた歴史ある食材です。

日本でも有名なエスカルゴですが、バターやガーリックだけで焼き上げたシンプルな調理法で食べられることが多いです。

トルコ料理の特徴

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トルコ料理は、中華料理やフランス料理に比べて日本では馴染みが薄いですよね。近年では少しづつ日本にもトルコ料理店が増え始め、「ケバブ」などの肉料理は知っている方も多いと思います。

では、他には一体どんな特徴があるのでしょうか。

トルコは、ヨーロッパ、アジア、アフリカに接する位置にあることから、様々な国の食文化の影響を受けているといわれています。

そのため、主食もアラビアから広まった小麦粉と、アジアの食文化である米の両方が食べられています。

トルコはイスラム教徒が多い国のため、宗教上豚肉は食べません。レストランなどでも豚肉はあまり使われず、代わりに羊がメインの肉料理が多いです。有名なトルコ料理のケバブも、ラム肉を使ったものが発祥です。

ちなみに、ケバブとは本来、肉や魚、野菜などをローストした料理の総称です。

また、乳製品が豊富なトルコは、ヨーグルトやチーズの名産地でもあります。

肉やサラダなどにヨーグルトをかけて食べることもあります。その他ナッツ類や果物、オリーブオイル、スパイスの効いた香辛料もよく使われるのがトルコ料理の特徴です。

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世界三大料理の共通点

ここまでは、世界三大料理のそれぞれの特徴を紹介してきました。

ここからは世界三大料理の共通点をみていきます。一見、共通点など似ていないようにも感じますが実は意外に多くの共通点があります。

宮廷料理から発展

世界三大料理に共通する点の一つに、王朝や皇帝などに提供するための宮廷料理の文化として発展したことが挙げられます。

食通であった皇帝が高級食材を集め、多くの料理人たちを競わせ、様々な地方の料理法を組み合わせて作らせたため、多彩な食文化が発達したという歴史を持ちます。

他国への影響

中国、フランス、トルコは近隣諸国との貿易が昔から盛んで、他国の食文化に多大な影響を与えたという共通点があります。

中華料理は東洋、トルコ料理はイスラム、フランス料理はヨーロッパの食文化の発展に大きく貢献しました。

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多種多様な食材や調味料が豊富

陸続きの国である中国、フランス、トルコは、近隣諸国から様々な食材や調味料が手に入りました。

それによってこれら三国の食文化が大きく発展したといわれています。

世界三大料理を味わってみよう

世界三大料理
世界三大料理について、その種類や料理の特徴や共通点を紹介しました。

日本でも味わうことのできる料理も多いですが、実際にその国を訪れて食べると料理の歴史が感じられ、そのおいしさも格別なものとなるに違いないでしょう。ぜひ本場の世界三大料理を味わってみてはいかがでしょうか。