インドのカースト制度は現在もあるの?インドの社会事情などを紹介

2018/09/13

「神々と信仰の国」や「喧騒と貧困の国」といわれているインド。でも実際にどのような国かはあまり知られていません。

また、インド社会と関わりの深いカースト制度はご存じですか?現在と昔のカーストは少し意味が異なりますが、本来のカースト制度はどのようなものか知っている方は意外に少ないでしょう。

この記事ではインドのカースト制度とインドについて紹介をしていきます。

インドってどんな場所?

インド
インドは南アジアに位置し、インド洋の大半とインド亜大陸を領有する連邦共和制国家です。また、アラビア海とベンガル湾の2つの海湾に挟まれて、国内にガンジス川が流れています。

首都はニューデリー、最大都市はムンバイです。日本からニューデリーまでは直行便があり、約8時間半で行くことができ、料金は約9万弱かかります。

気候については広大な国土を持つため、地域により大きく異なります。地域によっては雨季には洪水が発生するほどの豪雨がある場所もあります。また、西部ラジャスタン州ファロディでは最高気温が51℃を記録したこともあり、暑い時期もあります。

人口は、世界第2位で12億人を超えるといわれています。国民は多様な民族、言語、宗教によって構成されています。

連邦公用語はヒンディー語、他にインド憲法で公認されている言語が21もあります。宗教は、ヒンドゥー教徒(80.5%)が最も多く、イスラム教(13.4%)、キリスト教(2.3%)、シーク教(1.9%)など多くの宗教があります。

インドは、ヒマラヤ山脈からインド洋の海岸線まで多様な地理を有しています。北部にはデリーの赤い城、巨大なジャーマーマスジッド、アグラにある象徴的なタージマハル廟といったムガル帝国の代表的な建物があります。

また、1947年にイギリスから独立し、インダス文明に遡る古い歴史があります。国内には膨大な数の遺跡や千年以上前に造られたものが当時の形のまま残っているものもあります。

その中でも、デカン高原の遺跡はインドを代表とする人類の宝といわれています。

インドのカースト制度と現在のカースト事情

インド
インドにはカースト制度というものがあります。

ここからはインドのカースト制度と現在の社会事情について紹介をしていきます。

そもそもカースト制度ってなに?

「カースト」は、ポルトガル語で「血統」を表す言葉「カスタ」です。

カーストとは、ヒンドゥー教における身分制度を指すポルトガル語・英語で、紀元前1500年頃にアーリア人がカースト制度のヴァルナを作ったといわれています。

ヴァルナは、バラモン、クシャトリア、ヴァイシャ、シュードラの以下のように4つの身分に分けられていました。

バラモン:神聖な職につけ、儀式を行える。
クシャトリア:王や貴族など武力や政治力を持つ。
ヴァイシャ:製造業などにつける。「市民」とも翻訳されている。
シュードラ:古代では一般的に忌避する職にしかつけなかった。「労働者」とも翻訳されている。
アチュート:ヴァルナに属さない人。「不可触民」とも翻訳されている。

カーストは身分や職業を規定するもので、親から受け継がれるので誕生後にカーストの変更はできません。

ただし現世での生き方が良ければ次の生で高いカーストに上がれ、現在のカーストは過去生の結果であるから、受け入れて人生のテーマとして生きるべきだとされています。

まさに、カーストとは、ヒンドゥー教の根本的世界観である、輪廻転生(サンサーラ)観によって基盤を強化されている社会原点といえます。

カースト制度は、イギリス人の植民地支配の欲望によって構造されてきたものといわれていて、このような植民地主義によって、カーストは「人種」「人種差別」とも混同されていったといわれています。

現在のカースト社会の事情

1950年に制定された憲法の17条により、不可触民を意味する差別用語は禁止、カースト全体についても差別禁止になりましたが、現在でもカーストはヒンドゥー社会に深く根付いています。

その一方で、最近ではカーストの意識も曖昧になってきていて、ヒンドゥー教徒ながらも自分の属するカーストを知らない人もいます。

また、インド憲法上では異カースト同士の結婚も認められています。しかし、ヒンドゥー教徒の結婚は同じカーストか近いカースト内での結婚が好ましいとされ、お見合い結婚が多いです。

さらに、インドで発生する事件の大半が、カーストなどの階級差別による事件です。

最近では、カースト制度上では親の仕事を受け継ぐためそのループから抜け出せません。しかしIT関連の仕事は新しいジャンルの仕事のため、身分関係なくITの仕事につけるので現在のインドで人気があり急上昇しています。

カースト制度による差別は法律で禁止されましたが、まだまだ今でも農村部ではカーストが残っている場所もあるのが現状です。

インドにカジノってあるの?

インド
インドでは、原則として、1867年連邦「公共賭博法」により原則賭博行為は禁止されています。そのため、カジノはありません。

例外として、ロッテリー、ベッテイング及び競馬などは限定的に別途特別立法措置により認められていますが、現実的には、スポーツ・ベッティングやカード・ゲーム等は大都市で非合法に行われ、日常化されています。

インドの近くでカジノが楽しめる地域は?

インドはカジノが禁止されていますが、例外として1999年にゴア州と2009年にシッキム州のみ認められました。

シッキム州に2ヶ所、ゴア州ではマンドビ川をカジノの舞台として6つのリバーボートカジノと5つ星ホテルに併設された12の小規模カジノ施設が存在しています。

インドのおすすめのお土産

インドは土地も広く、その土地によってお土産も様々なものがあります。

ここからはその中でも特におすすめのインドのお土産を紹介していきます。

豊富な種類があるストール

綿やシルク、カシミアなど、豊富なラインナップがあり、インドのストールはとても人気です。

特にカシミア製は柔らかく触り心地がよく、ファッションのアクセントとしても大活躍で喜ばれるお土産の1つです。

カレーにも使えるスパイス

インド
インドといえばカレー!というくらい、インドでは沢山の種類のスパイスが売られていまいます。

特に、「カリーマサラ」や「チャイマサラ」などカレーに使うスパイスが日本人の間で人気が高いです。

好きな量だけ買うことができる紅茶

インドは紅茶の原産国です。イギリスの植民地だった名残で今でも北インドでは紅茶の生産量が多く、世界中で販売されています。

お土産用に可愛い袋に入っているものや、スーパーでは好きな量だけ買うこともできるのでおすすめです。

世界でもっとも古くからある民族衣装のサリー

インド
サリーは、世界で最も古くからある民族衣装です。

最近ではカラフルなデザインが多く女性へのお土産にぴったりです。

パジャマとしても着られるクルタ

インドでは男性用の服として使われますが、最近ではお土産用に女性用も販売されていて、女性でも着られるように可愛いデザインとなっています。

部屋着やパジャマとして着るのもおすすめです。

インドのカースト制度は時代と共に様相が変わってきている!

インド
あまり知られていませんが、インドではかつて階級による差別などがありました。現在は、長い年月をかけ新しいインドに生まれ変わろうとしています。今では沢山の遺跡やさまざまなお土産、カジノまで楽しめる国になりました。また、これからどう影響を与え、どのように変化していくのか楽しみですね!

ぜひ一度旅行で足を運んでみてはいかがでしょうか。