【連載】人気ポーカー実況アナウンサーてらこ「世界のカジノはこんなところ」①

2018/09/25

この記事では、Resortline特別企画として、ポーカー実況アナウンサーである寺崎美保子(てらこ)さんの連載をお送りします。今回は、てらこさんが学生時代にカジノを初体験した時のお話。ポーカー界の超人気実況アナウンサー、てらこさんの連載記事をぜひお楽しみください!

ポーカー実況アナウンサーのルーツは競馬にあり

競走馬の写真を撮りまくっていた大学生時代

私が初めて海外のカジノへ訪れたのは今から20年以上前のこと。その当時私は大学生でしたが、ビワハヤヒデやナリタブライアンなどの名馬にひかれたこともあり、カジノよりも断然競馬に夢中でした。

競馬場へ一眼レフのカメラを持参し、朝イチから開門ダッシュしてパドック(※)の最前列に場所取りして、最終レースまでかぶりつきでサラブレッドの写真を撮り続けたものです。

※パドック・・・馬の下見場所。レース前に競走馬を見られるスポット。

 

親に借金をしてレースアナウンサー実況講座を受講

そんな学生時代を過ごした私ですが、だんだんと「何か競馬に関わることに携わりたい」と思うようになり、ラジオたんぱ(現在のラジオ日経)が実施していた「レースアナウンサー実況講座」に通うようになりました。

当時の受講料は半年で30万円。学生の私にそんな大金を一括で支払えるわけがありません。そこで、親に土下座して、あくまでも親から借りるという名目で30万円を工面することに成功したのです(その後、親からの借金はあってないようなものだと踏み倒した親不孝者です・・・)。

まだスタートしたばかりのレースアナウンサー実況講座で、私は第1期生としてアナウンサーとしての基礎から競馬実況のいろはを学んでいきました。

実況講座に通うという決断をしたからこそ、ここ数年はポーカー実況アナウンサーとしてのキャリアを積むことができている私ですが、言うまでもなくあの当時は実績ひとつありません。

大学には在籍していたものの、アルバイトにほぼほぼ時間を費やしていたため、留年する羽目に。大学を卒業して放送局のアナウンサーを目指すという選択肢は、当然ありませんでした。

コンテストへの出場が運命を変えた!?

学生という仮面をかぶったフリーターである私は、ある日、情報誌でこんな募集要項を見つけます。

“ダービー実況コンテスト”

これは、ゲームセンターの競馬メダルゲーム「スコットフィールド」を実況で盛り上げて優勝したら、香港&マカオに招待してもらえるというコンテストでした。

「チャンスじゃん!」

当時、同じレースアナウンサー養成講座に通っていた彼氏を誘って、予選会へ行った私。結果的に本選へ出場できることになったのですが、私自身のスキルや力不足が否めなかったため彼氏とコンビを組んで実況する作戦に出たのです。

作戦は見事に成功。私たちはダービー実況コンテストで優勝して、香港&マカオ行きの切符を手にすることができました!

蓋を開けたら、ただの市内観光ツアーだった賞品

コンテストに勝って大喜びしたのはいいものの、賞品である香港&マカオツアーは期待外れな内容でした。

香港ではバスで市内観光という名目で買い物スポットめぐりが続き、現地の人の「買え買え」モードにぐったり。学生カップルがブランドものや漢方薬など購入する筈がありません。当時はスマホのような暇つぶしツールがなかったため、ひたすら店の外で他のツアー客が買い物を済ませて戻ってくるのを待っていました。

自由行動では競馬場をめぐった

そんな旅行だったのですが、参加者に与えられた束の間の自由行動の時間では、競馬場めぐりをしました。もちろん、香港でもマカオでも。

香港からマカオへはフェリーで1時間くらい。パスポートを持ってマカオへ向かいました。中国返還前とはいえ、言葉がロクに通じないためオロオロ。それでも当時の彼氏は頑張って筆談で話をすすめて、目的地へとたどり着くことができたのです。

競馬場には、たまたま日本から出稼ぎできていたジョッキーが2人ほどレースに出ていました。「田面木さん、頑張って!土肥さん、頑張って!」パドックで日本語が飛び交うことが珍しいのか、土肥騎手は声を聴いてうなずいてくれたように見えました。

そのことがただただうれしくて、馬券が当たったか外れたかということは全く記憶にありません。

人生初のカジノ体験

キラキラしたカジノの世界

競馬場を訪れた後、せっかくマカオまで来たのだからと、私は人生で初めてカジノに足を踏み入れました。

「なんて、きらびやか!」率直に感じたのは、ネオンがまぶしいということ。無駄に電気を使っていて装飾一つとっても派手だなぁ…と思ったことを覚えています。

カジノのなかに入り、エリア内を一通り歩いてみましたが、何一つ知識がなかったため、テーブルゲームで遊ぶことはできませんでした。スロットはまわしてみましたが、当たる気配なし。このまま遊ばないで終わってしまうのかな…などと半ばあきらめモードだったのですが、私たちにも遊べるものを見つけたのです。

初カジノで遊んだのは「ドッグレース」だった

それは、「ドッグレース」というものでした。ドッグレースは、馬ではなく犬が競走するギャンブル。

単純に馬ではなく犬に賭ければ良いのでしょ…ということで、走りそうな3頭をピックアップ。見事1着2着3着を的中させて、配当を受けることができました。掛け金の18倍…ん?思ったよりも安かったです。

私のカジノ体験はこんな感じ

人生初のカジノの思い出はその程度です。実は、最初からカジノが好きだったわけではなく、競馬をはじめ、パチンコ、パチスロ、宝くじ、競輪、競艇、オートなどなど、日本でできる合法ギャンブルは、ひととおり遊んできたわけです。

私が後々にほかのギャンブルではなくカジノが好きになっていくにはさまざまな要素がありました。

そのことについては、今後、随時、こちらに紹介していきますね。

 

続く・・・

 

●筆者プロフィール

寺崎 美保子(てらさきみほこ)。テキサスホールデムポーカー歴12年。
AJPCや夕刊フジ杯ポーカー王位決定戦などの実況を担当。
著者「人気実況者てらこの はじめてのポーカー テキサスホールデムで勝つ」KADOKAWAより絶賛発売中!