ウェールズ

豊かな自然と歴史に溢れたイギリスの地域 ウェールズの魅力を紹介!

2018/11/16

ラグビーの強豪国としてよく名前を聞く「ウェールズ」ですが、どこにある国かご存知ですか?

この記事では、「ウェールズ」について紹介していきます。

ウェールズという国を知らない方も多いでしょう。この機会にウェールズという国を知っていきましょう。

ウェールズってどんな国?

ウェールズ
ウェールズは独立した国家ではなく、イギリスの4つの地域のひとつです。

私たち日本人はイギリスを1つの国として思っていますが、イギリスの正式な名前は「グレートブリテン及び北アイルランド連合王国(United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland)です。

元々は別々の国だった「イングランド」「スコットランド」「ウェールズ」「北アイルランド」が併合したのがイギリスですよ。

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ウェールズの特徴

ウェールズ
ウェールズは、ロンドンがあるブリテン島の西約250Kmにある四国と同じぐらいの大きさの地域です。人口は約310万人(2016年時点)、イギリス全体の人口の4.7%を占めています。

ウェールズの首都は、南部にある「カーディフ」です。近代的な町や工業地帯がカーディフの周辺にありますが、ウェールズ全体としては豊かな自然に囲まれた地域で、長い歴史の中で築かれたお城が数多くあるのもウェールズの特徴です。

ウェールズ人の先祖は、アングロサクソン人がブリテン島に侵略する以前から住んでいたケルト系の民族です。侵略者に追われて今のウェールズに移り住んだのです。

ウェールズの言語

ウェールズには2つの言語が公用語として使われています。ひとつは英語で、もうひとつはケルト語の一種であるウェールズ語です。このことから、ウェールズは「英国の中の異国」とも呼ばれています。

「ウェールズ」は、アングロサクソン語の言葉で「よそ者」を意味する「ウェリース」から由来したものです。

ウェールズ語では、ウェールズのことを「カムリ(同胞)」というステキな名前で呼んでいますが、現在ウェールズ語を話せるのはウェールズ人の約2割という残念な結果になっています。

ユニオンジャックとウェールズの国旗

現在のイギリスの国旗である、「ユニオンジャック」は、イングランドの「聖ジョージ旗」とスコットランドの「聖アンドリュー旗」、さらにアイルランドの「聖パトリック旗」が合体したものです。

ところが、ウェールズの国旗は、ユニオンジャックとは全く異なります。「レッドドラゴン」と呼ばれる赤くグロテスクなドラゴンが描かれた国旗は、ユニオンジャックのデザインからは感じられません。

その理由は、ウェールズをイングランドの一部として解釈した結果と言われています。

レッドドラゴンの歴史

ウェールズ
レッドドラゴンの由来は古代帝国の軍が使用していた「トビトカゲ」と言われています。2世紀~3世紀にローマ帝国の支配下にあった古代イギリスでは、レッドドラゴンが使われていました。

4世紀には、ウェールズ王室を開いた「キネダ」がレッドドラゴンを紋章に、そして、ウェールズの英雄・アーサー王もレッドドラゴンを軍旗に掲げていたのです。

ウェールズ国旗は、キネダの紋章のレッドドラゴンとイングランド王室の緑と白を組み合わせたものです。ばら戦争に勝利してイングランド王になったテューダー朝初代のヘンリー7世も紋章として使用していました。

レッドドラゴンは、ウェールズの長い歴史の象徴でもあります。レッドドラゴンがデザインされたネクタイやキーホルダーなどは、人気のウェールズ土産にもなっていますよ。

戦い続けるウェールズ代表

イギリス国内での争いは終結しましたが、スポーツの世界では戦いは続いています。

イングランドがサッカーのイギリス代表と勘違いしている人も多いようですが、スコットランドやウェールズ、北アイルランドもチームとして出場しています。

「レッドドラゴンズ」の愛称で親しまれているウェールズ代表は、ラグビーの強豪国として有名で、2018年10月時点の世界ランキングは3位になっています。

また、イタリア、スコットランド、ウェールズ、アイルランド、フランス、イングランドの6ヵ国が対戦する「シックス・ネイションズ」は、一年でもっとも盛り上がる国際大会になっています。

サッカーのFIFAランキングでは、2018年9月時点で19位、最高で8位に位置したこともあり、代表メンバーではレアルマドリードに所属するギャレス・ベイルが有名です。

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ウェールズのおすすめ観光スポット

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400余りの湖と3つの国立公園がある豊かな自然に囲まれたウェールズ。長い戦いの歴史の中で築かれたお城は600を超え、現在もその姿をとどめています。

ここからは、ウェールズのおすすめ観光スポットを紹介していきます。

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3つの国立公園

太古の雰囲気が味わえるのが、南ウェールズにある「ブレコン・ビーコンズ国立公園」です。ウェールズ唯一のシングルモルトウィスキー「ペンダリン」の醸造所があることでも知られています。

海岸や砂浜、草原という変化の富んだ絶景が楽しめるのが、西ウェールズの「ペンブルックシャー海岸国立公園」。ウミドリやアザラシ、イルカやクジラなどの海洋生物が一年中見られます。

イギリス最高峰の「スノードン山」があるのが、北ウェールズの「スノードニア国立公園」です。「鷲の座(エラリ)」と呼ばれるスノードン山は、世界中の登山家やロッククライマーたちが挑戦する山として有名です。

これらの国立公園を海から眺めるクルーズは、ウェールズの6つの港から就航しています。

グウィネズのエドワード1世の城郭と市壁

数あるウェールズのお城の中で、世界遺産に登録されているのが「グウィネズのエドワード1世の城郭と市壁」。

イギリス皇太子の称号「プリンス・オブ・ウェールズ」の創始者エドワードⅠ世が築いた「ビューマリス城」「カーナーヴォン城」「コンウィ城」「ハーレックス城」の4つお城で構成される世界遺産です。

「天空の城ラピュタ」のモデルになった鉄工所

イギリスの産業革命を牽引したウェールズの都市、ブレナヴォンにある産業地域は「ブレナボンの産業景観」として世界遺産になっています。

ジブリ映画の「天空の城ラピュタ」で、主人公のパズーが空から降ってきた少女を受け止めるシーンのモデルになったのが、この中のブレナヴォンの鉄工所です。

産業地域内にある「ビック・ピット国立石炭博物館」で見られるため、日本から訪れるジブリファンも多いようです。

機関車トーマスのモデルになった鉄道

日本の子供たちにも愛されている「機関車トーマス」。

そのトーマスが走る鉄道のモデルになったのが、ウェールズにある「タリスリン鉄道」です。タウィン・ワーフ駅からナント・グゥエルノル駅の全長約11.6km、レールの幅が68.6cmと狭いのが特徴です。

トーマスの世界を感じながら鉄道の旅を楽しむのも良いですね。

魅力的なウェールズに旅行をしてみよう!

ウェールズ
知っているようで知らないのが、ウェールズです。豊かな自然と歴史あるお城、さらにはジブリ映画やトーマスのモデルになった街や鉄道など、ウェールズには魅力的な場所がいっぱいあります。

イギリス観光に行く際には、ぜひウェールズを訪れてみてください。