カジノ ディーラー

カジノに必要不可欠なディーラーってどんな仕事?年収などを紹介!

2018/12/06

2018年7月20日に統合型リゾート(IR)実施法が可決され、いよいよ日本でのカジノ開業も現実のものとなります。

そこで注目されているのが新たな雇用として誕生する、カジノディーラーです。

この記事では、カジノディーラーとはどのような仕事なのか、そして気になる年収についてなどを紹介していきます。

カジノ ディーラーってなに?

カジノ ディーラー
カジノディーラーとはテーブルゲームにおけるゲームの進行役を務めるスタッフのことです。カードを配ったりルーレットにボールを投げ入れたり、そしてお客さんのチップを精算したりします。

ここからはカジノディーラーについて一つずつ紹介をしていきます。

カジノディーラーが取得すべき技術は多い

決してカジノの主役ではないものの、そのスマートな立ち居振る舞いに憧れる人も多いのではないでしょうか。

カジノディーラーの仕事は、ゲームをスムーズに進行させてお客さんを楽しませることです。そのためには、実は多くの技術を必要とします。

まず、自分が手掛けるゲームのルールについて熟知することはもちろん、カードを配ったりお客さんのチップを正確に把握したりすることは必須です。

間違えたからといってやり直すことはできず、勝ったお客さんのチップ還元で計算間違いをしてしまうと、大きなトラブルにも発展しかねません。

さらに、プレイヤーの中にはいかさまをする人も少なくありません。もちろんゲームの様子はカメラで確認していますが、不正があればその場で指摘することも必要です。

例えば、ブラックジャックのカウンティング(場に出たカードの数を数えて賭けるチップの枚数を調節すること)は、一見するとわからないものです。このような違反行為にも目を光らせる技量が求められます。

カジノディーラーの仕事は実はサービス業

それではカジノディーラーは正確にゲームを進行させることに集中すればよいのかというと、そうではありません。ディーラーには、お客さんを楽しませるという、大事な役割があるからです。

カジノで遊ぶ人は、一部のプロなどを除くとほとんどのケースで負けています。それなのになぜ何度も足を運ぶのかというと、ゲームそのものを楽しんでいるからです。

つまり負けているのではなく、対価を払って楽しんでいるという満足感を得られるので、勝てなくても足を運んでしまうというわけです。勝ったり負けたりを繰り返しながら、ゴージャスで活気のあるカジノの雰囲気を楽しむことこそが、カジノの魅力といえます。

そして、そのような満足感を与えているのが、実はカジノディーラーです。お客さんとのコミュニケーションによって、たとえ負けても楽しいと思ってもらえるようにする必要があります。

人気のあるカジノディーラーはお客さんから直接チップをもらうこともあります。

もちろん、その全てが自分の収入になるわけではありませんが、営業職と同じように成績のよいカジノディーラーの収入は、チップに応じて増えることになります。

つまり、カジノディーラーという仕事はサービス業であり、技術を磨く職人ともいえるでしょう。

英語によるコミュニケーションが必要

IR法は海外からの旅行者をリゾート施設に呼び込み、そこで外貨を使ってもらうことが目的です。つまり、カジノも海外のお客さんをいかに取り込むかがポイントになります。

当然のことですが、カジノディーラーはそのような海外のお客さんとコミュニケーションが取れなければなりません。最低でも英語で簡単な会話ができる程度の語学力を必要とします。

カジノディーラーになるには

カジノ ディーラー
カジノディーラーになるためには、実にさまざまな能力が必要です。

そこでカジノディーラーになるために必要なことをご紹介します。

カジノディーラーに求められる能力

カジノディーラーで、最も大事なことは顧客志向の考え方です。サービス業としてお客さんをいかに満足させるのか、その勉強を常に行う姿勢が求められます。

実技的なことでは暗算による計算力と語学力、そしてカードやチップをさばくディーリング力があります。これらを統合した論理的思考力も必要です。

さらに、清潔感や誠実さを感じさせること、社交性や忍耐力も必要です。これらを全て最初から備えている人は、そう多くはないでしょう。そこでひとつずつ学ぶことができるカジノスクールに通うのが、カジノディーラーになるための近道となります。

カジノディーラーになる資格

カジノディーラーとして働くためには、実は学歴や資格は不要です。もちろん、年齢制限はあり、大体20歳以上であることは必要ですが国によって条件は異なります。

しかし、未経験で働くとなると、実績がないので就職は難しくなります。

そこで、日本カジノディーラーズ協会が2005年から「カジノディーラー資格認定試験」を毎年実施し、海外でも就職しやすいように試験をパスした人を協会認定者としています。

この試験は、まず受験資格は満21歳以上でカジノに関する知識と技術を学習した経験のある者としています。

具体的には全国にあるカジノスクールに通い、卒業したこととなるでしょう。そして受験内容は面接によってカジノで必要な英会話能力をチェックし、接客接遇態度を筆記と面接で審査します。そして実技審査でディーラー技術を確認します。

試験日は毎年異なり、2018年は6月3日に実施しています。2019年は5月下旬の予定です。

カジノディーラーの年収

カジノ ディーラー
ここからは、気になるカジノディーラーの年収についてご紹介します。カジノディーラーの給料は時給+お客さんからのチップという形になります。

例えば、ラスベガスがあるネバダ州では、カジノディーラーに支払う時給は最低賃金である8.25米ドルとなっています。

2018年10月の時点で1ドルはおよそ114円あたりで推移しているので、日本円ではおよそ時給940円といったところです。案外と少ないように思えます。

他にお客さんから心付けとしてもらうチップがあります。直接もらう場合もあれば、そのチップを賭けることで配当をもらうというケースもあります。

これらのチップはボックスに回収し、あとでディーラーそれぞれの就業時間に比例して分配するなどの仕組みとなっています。本来チップは課税対象にはなりませんが、カジノディーラーの場合には給与の中に組み込まれるので、このチップも課税対象となります。

具体的な年収ですが、米労働省労働統計局の調査によると、2015年におけるカジノディーラーの年収の中央値は19,000米ドル(およそ2,166,000円)です。

ただし、上位職であるゲーミング・スーパーバイザーと呼ばれる人の場合、49,730米ドル(およそ5,669,220円)と高額になります。

カジノの売上が世界一のマカオの場合、マカオ新聞のデータによると就業者の15人に1人はカジノディーラーになっているそうです。

その年収ですが、平均で月収が19,850パタカ(2018年10月のレートでおよそ1パタカ=14円なので277,900円)から算出すると、およそ3,334,800円となります。

日本における派遣社員の平均年収が平成27年度で3,280,000円なので、平均としてはほとんど変わりません。ただし、派遣社員と違い、カジノディーラーは能力に応じて収入が増えます。

マカオでは管理職ともなれば月収は60,000パタカ(約84万円)を超えるともいわれます。

カジノディーラーのメリット・デメリット

カジノ ディーラー
カジノディーラーの仕事は実力によって収入が変わります。

基本的には時給制となり、チップによる収入が少ないと生活は苦しいかもしれません。しかし、カジノディーラーはその能力に応じて職務が変わり、最上位の職務に就くと高額な年収となります。

完全実力社会ということでは、カジノディーラーとして働くことは人によってはメリットにもデメリットにもなるでしょう。

安定した収入が得られにくいという面ではデメリットに、成績によって収入はいくらでも増やせる面ではメリットになります。

カジノディーラーの男女比

カジノディーラーがサービス業であることからも、女性の就業が増えています。

海外では男性よりも女性のカジノディーラーが多いとさえいわれています。確かな統計による数字はありませんが、7割は女性ディーラーであるようです。実際に日本のアミューズメントカジノで働くカジノディーラーも、女性が多くみられます。

日本カジノスクールの場合は、学生は男性60%、女性40%の比率となっています。

カジノディーラーは自分の生活スタイルに合わせられる

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カジノディーラーはこれからの日本では花形職業のひとつになると予想されます。日本の財政を支える外貨獲得のために、その能力が必要となるからです。

そして、完全に能力による実力社会であることから、男女の差がなく働ける環境でもあります。もちろん、実力を高めることで海外でも活躍の場を求めることができるので、自分の生活スタイルに合わせた働き方ができる仕事といえるでしょう。