ユーロ 紙幣

ユーロ紙幣を利用してヨーロッパで快適な旅行と買い物を楽しもう!

2018/11/29

海外旅行の時に面倒なのが通貨の交換です。ドルやウォン、元など滞在先の国の通貨に交換して、レートを計算しながら買い物するのは慣れないと大変ですね。

一方、ヨーロッパの場合、多くの国が「ユーロ」で通用します。この記事では、ヨーロッパ地域で共通に使える「ユーロ紙幣」について紹介していきます。

ユーロってなに?

ユーロ 紙幣
ユーロは、ヨーロッパ地域で使える統一通貨のことです。

かつてヨーロッパには大小約50の国があり、国同士の争いが絶えませんでした。そんな状況を打破し、ヨーロッパ全体の政治や経済を安定させる目的で1993年にEU(欧州連合)が設立、1999年にはユーロの導入が決定されました。

2002年にユーロの流通が始まり、現在ヨーロッパ地域の19カ国で使用されています。世界の外貨準備高では、ドルについで2位で、全体の約20%を占めるようになっています。

ユーロの種類

ユーロ 紙幣
ユーロにも、紙幣と硬貨があります。

ユーロ紙幣には、500ユーロ、200ユーロ、100ユーロ、50ユーロ、20ユーロ、10ユーロ、5ユーロの7種類があります。硬貨は、2ユーロと1ユーロ、さらに50セント、20セント、10セント、5セント、2セント、1セントの8種類です。

「セント」というとドルの硬貨のイメージがしますが、100分の1を意味するラテン語が由来で通貨にセントを使用している国は少なくありません。

ユーロ紙幣のデザイン

各国の紙幣のデザインでは、その国の大統領や王様など歴史的人物や歴史的な建築物などが描かれていますが、ユーロのような国を超えた統一硬貨の場合は、特定の国をイメージさせるようなデザインは使用できません。

ユーロ紙幣では、金額別に以下のような建築様式をモチーフにした架空の建造物が描かれています。

・5ユーロ 古代ギリシャ・ローマ時代の「古典建築」
・10ユーロ 中世ヨーロッパの「ロマネスク建築」
・20ユーロ 12世紀中頃の「ゴシック建築」
・50ユーロ 15世紀~16世紀中頃の「ルネサンス建築」
・100ユーロ 17世紀~18世紀の「バロック・ロココ建築」
・200ユーロ 19世紀末の「アール・ヌーヴォー建築」
・500ユーロ 「現代建築」

特定の国をイメージしない架空の建築物をデザインしたのが、ユーロ紙幣の特徴です。

ユーロ硬貨の場合は、片面はコンテストで採用されたデザインが共通で使われていますが、もう片面は各国独自のデザインになっています。それぞれの国の歴史や文化を象徴するものが描かれていますよ。

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ユーロ紙幣が使える国ってどこ?

ユーロ 紙幣
2019年3月現在で、ユーロ紙幣が使える国は以下の19カ国です。

・ユーロを導入している国

・ドイツ
・イタリア
・オランダ
・フランス
・ベルギー
・ギリシャ
・マルタ
・ポルトガル
・スペイン
・ルクセンブルク
・スロバキア
・エストニア
・ラトビア
・リトアニア
・スロベニア
・オーストリア
・アイルランド
・キプロス
・フィンランド

ユーロ紙幣は、EU加盟国ならどこでも使えるわけではありません。EU加盟国でも以下の国では自国の通貨を使用しているので注意しましょう。

・ユーロ以外の通貨を使用しているEU加盟国

・デンマーク
・チェコ
・ハンガリー
・ポーランド
・スウェーデン
・イギリス
・ブルガリア
・クロアチア
・ルーマニア

さらに、以下の非EU加盟国でも使用できません。

・ユーロ以外の通貨を使用している非EU加盟国

スイス
リヒテンシュタイン
ノルウェー、アイスランド
アンドラ
コソボ
モナコ
サンマリノ
バチカン
モンテネグロ
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ユーロのメリットは?

一般的な海外旅行で何カ国も訪れる場合には、その国の通貨との為替レートを計算しながら買い物をしなければなりません。

ユーロなら国は違っても価格はユーロで表示されているため、ユーロの交換レートさえ覚えておけば、ユーロ圏の国でどこでも苦労なく買い物ができます。

また、ユーロのような統一通貨の大きなメリットは、「為替リスクがない」ことです。

旅行で海外に出掛ける際には、円を旅行先のお金に交換しますが、そのときの交換レートによって交換される金額が違ってきます。特に貿易の場合、為替によって大きく利益が左右されます。

ユーロが通貨の国同士なら、為替の心配もなく安心してビジネスができます。特に貿易などのビジネスでメリットがあると言えるでしょう。

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ユーロのデメリットは?

ギリシャが発端となった「ユーロ危機」は、ユーロが含んでいるリスクが明らかとなった事件と言えるでしょう。

同じ通貨で密接な関係にある国同士は経済的にも影響しあう関係にあります。財政破綻したギリシャは、近隣諸国を巻き込み、ユーロの価値を著しく低下させたのです。

今後もギリシャのような経済的に逼迫した国が出現しないようにEU間での緊密な情報交換をはかり、ユーロ圏の国が協力し合って、ユーロの価値を下げないようにすることが大切です。

また、ユーロ紙幣では、200ユーロと500ユーロの高額紙幣は、偽造などの問題もあり受取を拒否されるお店もあります。換金する際には、高額なユーロ紙幣は避けた方が良いでしょう。

ユーロの新札について

ユーロ 紙幣
2002年に導入されたユーロですが、同時に偽札が出回り、額面では3億ユーロ(約300億円)に上ると言われています。

このような紙幣偽造を防ぐため、2013年に新5ユーロ紙幣が登場しました。この紙幣にはギリシャ神話の王女であり、ヨーロッパの語源でもある「エウロペ」の肖像がすかしやホログラムに印刷されています。

さらに、2014年には新10ユーロ紙幣、2015年に新20ユーロ紙幣、2017年には新50ユーロ紙幣が発行され、これらのユーロ紙幣は「エウロペシリーズ」と呼ばれています。

また、新100ユーロ紙幣および新200ユーロ紙幣も近日中には発行される予定です。500ユーロ紙幣はマネーロンダリングに使用される危惧が大きく、2018年末に発行停止が決まりました。

ユーロ紙幣を使ってヨーロッパ旅行を楽しもう!

ユーロ 紙幣
ユーロのように国が違っても同じ通貨が使えるのは、旅行者にはありがたいですよね。

ユーロを使用して、ヨーロッパ旅行をより快適に楽しむとよいでしょう。