ロシアの都市 サンクトペテルブルグの風景

ロシアの文豪「ドストエフスキー」のゆかりの地や作品の舞台を紹介!

2019/03/07

ロシアの文豪として有名な「ドストエフスキー」を知っていますか?ドストエフスキーは「罪と罰」という有名な作品を生み出したロシアを代表する作家です。

ドストエフスキーが書いた罪と罰の舞台は、ロシアの都市・サンクトペテルブルグです!

この記事では、ドストエフスキーの基本情報、著書の舞台にもなったサンクトペテルブルグや、ドストエフスキーにゆかりのある観光スポットなどについて紹介をいたします。

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 ドストエフスキーってどんな人?

ロシアの都市 サンクトペテルブルグの夜景

ドストエフスキーは、19世紀のロシアを代表する作家で、ロシアの文豪と言われています。ドストエフスキーが書いた本は現在も世界中の人々に読まれていますよ。

ドストエフスキーは、1821年に生まれました。ドストエフスキーの生きた時代は帝政ロシアですが、徐々に社会主義の考え方が広まっていたそうです。日本では江戸時代から明治時代にかけての時期となります。

また、ドストエフスキーは、気分の変化が激しい人だったと言われており、生涯に渡り、てんかんの発作に悩まされ、明暗の気分の変化があったようです。「明」の気分の時は明るく優しい状態ですが、「暗」の気分の時は陰鬱でとげとげしいといった差のある状態です。

そんな、ドストエフスキーは、25歳の時に「貧しき人々」という小説でデビューをします。

その後、28歳の時に一度逮捕され、33歳くらいまでシベリアで過ごしています。逮捕理由は、空想的社会主義サークルへの参加ですが、このシベリアの刑務所での経験を元に「死の家の記録」を執筆していますよ。この作品はドストエフスキーの体験を書いた自伝のような小説です。

ドストエフスキーの著作の中でも最も有名な「罪と罰」が書かれたのは、45才の頃です。「罪と罰」には街描写を含め、時代を感じる描写が多く散りばめられています。

晩年になり、国家と教会、信仰や死、父子・兄弟などの人間関係などのテーマを含んだ「カラマーゾフの兄弟」を執筆しました。「カラマーゾフの兄弟」は、「罪と罰」に並ぶドストエフスキーの最高傑作と言われています。

そして、1881年に59歳で亡くなりました。また、ドストエフスキーは生涯で2回結婚を経験しています。

ドストエフスキーゆかりの地

ドストエフスキーが過ごしたロシアにはドストエフスキーにまつわるゆかりの地が多くあります。

ここからはドストエフスキーゆかりの地「ダラヴォーエ村」「ドストエフスキーの家博物館」「ドストエフスキーの墓」「ドストエフスキー文学記念博物館」の4つを紹介いたします。

少年時代を過ごしたダラヴォーエ村

ダラヴォーエ村は、ドストエフスキーが少年時代を過ごした思い出の地です。モスクワの東南160kmの距離にあるザライスクから車で30分程の場所にある村です。

ドストエフスキーが10歳から15歳までの期間、 親しんだ自然豊かな田舎となっています。ドストエフスキーの父親の領地であり、教会の傍らには父親ミハイルのお墓がありますよ。

復元された別荘とその一帯は、ザライスク文学博物館の分館になっています。

ドストエフスキーの暮らしなどを見られるドストエフスキーの家博物館

ロシア ドストエフスキーの家博物館

ドストエフスキーの家博物館は、1821年に生まれたドストエフスキーが16歳になるまで暮らしていた場所です。1928年に開館されました。 モスクワの中心部から3キロ程離れたところにあります。

ドストエフスキーに関わる多くの博物館の中でも、最も古いと言われています。ドストエフスキーが暮らしていた様子や雰囲気が忠実に再現されていますよ。

ドストエフスキーが眠るドストエフスキーの墓

ドストエフスキーの墓は、アレクサンドル・ネフスキー大修道院の敷地にあります。

アレクサンドル・ネフスキー大修道院は、サンクトペテルブルク市のネフスキー地区の南端に建設された修道院です。参道途中の左右に墓所があり、周辺には他にも、チャイコフスキーなどのお墓があります。

晩年を迎えたドストエフスキー文学記念博物館

ドストエフスキー文学記念博物館は、ドストエフスキーが晩年を迎えたアパートです。現在は、博物館として一般公開されています。サンクトペテルブルグのネフスキー大通りから地下鉄で一駅の「ドストエフスカヤ」から徒歩3分の場所にあります。

ドストエフスキーは同じ場所に長く住むのを好まず、数年おきにアパートを変えていたそうです。

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代表作!罪と罰の舞台にもなったサンクトペテルブルグ

ドストエフスキーの代表作である「罪と罰」の舞台といえば、ロシア第2の都市で、帝政ロシアの首都だったサンクトペテルブルグです。ソビエト連邦時代は、レニングラードと呼ばれていました。サンクトペテルブルグはロシア西部に位置し、バルト海東部のフィンランド湾最東端に面しています。

「罪と罰」はドストエフスキーの生きていた時代のサンクトペテルブルグの描写が多く、情景の思い浮かぶような小説となっています。

ドストエフスキーの時代のサンクトペテルブルグは、小説を読んでいても陰鬱で暗い印象を受けます。社会主義へ移行する前の帝政ロシアの時代という社会背景が関係しているのかもしれません。

また、サンクトペテルブルグが湿地から作り上げた街として知られていることも理由ではないでしょうか。サンクトペテルブルグは、新都として造営する前は、広大な湿地帯だったという歴史があります。不毛の地と言われていたそうです。

現在のサンクトペテルブルグは水の都として知られ、絢爛豪華な宮殿やエルミタージュ美術館など多くの観光スポットがあります。様々な見所があり、エルミタージュ美術館や血の上の救世主教会、ペテルゴフ(夏の宮殿)、ペトロパブロフスク要塞などが有名です。

さらに、2018年にはFIFAワールドカップも開催され、日本の建築家である黒川紀章さん設計の大きなスタジアムなどもあります。また、ヨーロッパにも近く、鉄道でフィンランドなどの北欧へ行くことも可能ですよ。

サンクトペテルブルクは、ロシアの観光地の中でも、モスクワと並ぶほど人気となっています!

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ドストエフスキーゆかりの地に行ってみよう!

ロシアの都市 サンクトペテルブルグの風景

ドストエフスキーは多くの著作を残しています。「罪と罰」が最も有名ですが、「地下室の手記」、「百夜」、「悪霊」なども人気のある小説です。

そんな、世界の文豪「ドストエフスキー」に思いを馳せながら、ゆかりの地などを中心に巡ってみるのも良いのではないでしょうか。ぜひこの機会にロシア旅行を検討してみてください!