代表的な広東料理

中華料理の一つ!広東料理の特徴を紹介 おすすめメニューなども紹介!

2019/04/17

日本でも家庭料理として調理され、身近に感じる海外の食事が中華料理です。しかし、実は中華料理には、北京、広東、上海、四川の4つのジャンルがあります。それぞれに違う歴史や、調理法、味付けなどの特徴がありますよ。

この記事では、その中でも広東料理について、詳しく紹介をいたします。

広東料理ってどんな料理?

広東料理として広く親しまれている点心
中国の南側に位置している広東省を中心として、マカオや香港へと広がった料理が広東料理です。

広東料理の発祥の地である広東省は、比較的暖かな気候のため、昔から野菜などの食料がよく育つ地域として知られています。魚介類も豊富に捕れ、古くから貿易を行い発展してきた地域です。食は広州にありと言われるほど、食文化が栄えています。

「広東人は飛ぶものは飛行機以外、泳ぐものは潜水艦以外、四つ足は机と椅子以外、二本足は親以外なんでも食べる」とも言われ、人々の食への探究心の強さが伝えられています。

その言葉のように、ガチョウ、ハト、ウズラのように、日本ではあまり食べることのない食材も使います。燕の巣、フカヒレなどの高級食材や、飲茶も広東料理の特徴です。味付けは薄めでさっぱりとしており、食材の本来の味をいかした味付けが多いですよ。

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広東料理で人気のメニュー

広東料理には多くの種類の料理があります。

ここからは、広東料理で人気のメニュー「紅焼排翅(フカヒレの姿煮)」「丸焼き」「酢豚」「飲茶」の4つを紹介いたします。

香港などで広まっている広東料理では、貿易により伝えられたスパイスなどを使った、調理法も人気です。カレー粉、ケチャップ、マヨネーズ、オイスターソースなどで味付けをした、中国とは違った印象の広東料理を提供する店も多くなりました。

また、香港スイーツも洋菓子の影響を受けて、見た目もカラフルになりデザインもお洒落に変化しています。

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コラーゲンが豊富な紅焼排翅(フカヒレの姿煮)

紅焼排翅とは、フカヒレの姿煮のことです。コラーゲンが豊富に含まれており、昔から中国で食べられていた食材です。

酒と水で蒸すことにより、魚臭さを取り除きます。臭みを取り、柔らかくなるまで蒸されたフカヒレに、とろみがついたスープをかけるのが、広東料理独特の作り方です。

フカヒレを使ったメニューは多く、カニやカニの卵を入れたスープの蟹黄魚翅などもあります。

お祝いの席で出される丸焼き

丸焼きは、特にお祝いの席で出されるメニューです。

例えば、子豚の丸焼きをチャーシューのように食べたり、鳥を丸焼きでローストしたりし、大勢で分けて食べるメニューです。焼肉とメニューに書いてあれば、豚の丸焼きを切り分けた料理を意味しています。表面はカリカリで、肉厚なのが特徴です。

日本でも人気の高い酢豚

酢豚は、日本でも人気のメニューです。

豚肉の唐揚げと、野菜を素揚げしたものに、甘酢あんを絡めた料理です。

朝ごはんとしても親しまれている飲茶


広州では、朝ごはんとして食べることが多いのが飲茶です。

広州には飲茶専門店が多くあります。そこでウーロン茶やジャスミン茶などと、小籠包、餃子、エビ団子、蒸し餃子などの料理を食べます。

本来の飲茶は、朝早く起きて新聞を読みなからお茶を飲み、軽食として食べていたものです。しかし近年は、早起きの習慣がなくなってきており、若者を中心に午後から飲茶を楽しむ習慣へと、変化が起こっています。

広東料理のテーブルマナー

広東料理では、入り口側から、最も遠い席が上座になります。景色や方角によっても上座が変わり、北側が上座となることもありますよ。

円卓では、主賓から左回りで席次が決まりますよ。円卓は、基本的に時計周りで動かします。円卓を回す際には、他の人が取ろうとしていないか、テーブルの食器がぶつからないかなど、周りへの配慮が必要です。

広東料理は、大皿の料理で提供されますが、立ち上がって取り皿に入れるのはマナー違反です。必ず座った状態で、自分の取り皿に入れます。他の人に、料理を取り分ける必要はありません。円卓の上に乗っている取り皿は、何枚使っても大丈夫です。味が混ざらないように、分けて使います。

また、レストランなどでは、中国茶が出されることが多いです。カップに直に茶葉が入っている場合は、蓋をずらして飲みます。急須に入っている場合は、蓋をずらしておくと、おかわりのサインとなります。食事中の会話を中断せずに、店員に合図を送れる仕組みです。

テーブルクロスやナプキンが汚れても、問題ありません。日本と違って、食べるときにお皿を持つのは、マナー違反になります。汁物や麺類を取る際には、レンゲを添えると汁跳ねを防ぐことが可能です。

広東料理で人気のスイーツ

広東料理はスイーツも充実していますよ。

ここからは、広東料理で人気のスイーツ「糖水」「月餅」「芒果布丁(マンゴープリン)」の3つを紹介いたします。

広東料理で一番有名なデザート!糖水

広東料理のデザートとして1番有名なのが、糖水です。

糖水とは甘いスープやカスタードのことで、香港やマレーシアでは屋台で食べることもできます。黒胡麻と水、氷砂糖を煮た芝麻糊や、タピオカ、ココナッツなどを入れたものなど、多様な種類があります。基本的に、水と砂糖に何を入れるかで味付けを変えています。

ピーナッツを入れると芝麻糊、小豆が入ったものは紅豆沙、豆腐を入れると豆腐花と呼ばれています。体に良い食材を使っているものもあり、健康への配慮や、体を温める効果など、体への作用を考えて作られたスイーツです。

中国では縁起物として親しまれている月餅

月餅は、中国で縁起物として、お祝い事や祝日に食べられているスイーツです。丸い形をしているのが特徴で、月の形を表現しています。中国全土で食べられているスイーツですが、広東料理の月餅は、皮は薄めで中身を詰めているが特徴です。

皮と中の餡子の割合は、2:8が多いです。飲茶の習慣がある広州では、ウーロン茶などと一緒に食べることができる、少し小さめの月餅も作られています。さっぱりとした中国茶により、小さくても餡子が詰まっている月餅を食べても、胸焼けをせずさっぱりとした後味になります。

完熟マンゴーを使用した芒果布丁

広東料理の定番スイーツ 芒果布丁(マンゴープリン)
芒果布丁は、マンゴープリンを意味しています。完熟のマンゴーを固めた冷たいスイーツです。

似たようなスイーツとして、マンゴーやグレープフルーツなどに、ココナッツやタピオカを加え、シロップを混ぜたスイーツもあります。

広東料理は多種多様な食材を楽しめる!

広東料理で食べられているシュウマイなど
酢豚や八宝菜など日本でも人気のメニューや、高級食材のフカヒレやツバメの巣などを使ったものまで、多種多様な食材を味わえるのが広東料理です。さっぱりとしていた味付けなので、お腹にもたれず食べやすいのも特徴です。

広東料理は、古くから食文化が盛んな地域で独自に発見した食材の味を、最大限に使った料理です。ぜひ、現地に訪れて本場の味を味わってみてください!