雪が積もったエベレストの風景

エベレストのベースキャンプってどんな場所? エベレストツアーの一例も紹介!

2019/04/17

世界最高峰といえばヒマラヤ山脈のエベレスト。世界中の登山家が登頂を目指して集まります。エベレストの頂上を目指すのは、なかなか難しいですが拠点となる標高5,000以上の場所にあるベースキャンプへは観光客もトレッキングで訪れることができます。

この記事では、神々が宿るといわれるヒマラヤ山脈の高峰を間近に見ることができるベースキャンプについて紹介をいたします。

エベレストベースキャンプってどんな場所?

エベレストとエベレストベースキャンプの看板
エベレストベースキャンプは、エベレスト登頂の基地となる場所です。高山病対策のための高度順応をしながら体調を整えたり、天候を考慮してアタックのタイミングを見計らったりするための登山者向けのキャンプ地となっています。

世界中からエベレスト登頂を目的とする登山家たちが集結し、色とりどりのテントが張られています。また「タルチョ」という5色の旗がたくさん飾られており、チベット仏教では登山の無事を祈るという意味があるそうです。

また、登山シーズンのピークになると1,500人を超える各国の登山隊が訪れるベースキャンプは小さな町のようになります。

食材はヘリで運び込まれ、太陽光発電で電気もあり、シャワーも浴びることができますよ。パンや新鮮なサラダ、淹れたてのコーヒーなどもありテント内も快適です。Wi-Fiも完備されています。

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エベレストベースキャンプは2ヵ所ある

ベースキャンプは登頂のルートによって別の場所になる場合もありますが、基本的にはネパール側とチベット側の2ヵ所が代表的です。

ネパール側からはエベレストを始め8,000m級の山々を同時に見ることができ、チベット側からは、他の高峰は見えませんが、世界最高峰エベレストの存在をより大きく感じることができます。

ここからは、「ネパール側ベースキャンプ」「チベット側ベースキャンプ」の2つについて紹介をいたします。

南東稜を経由した場合に使用するネパール側ベースキャンプ

ネパール側ベースキャンプは、エベレストの南側にあり、標高は5,356mです。南東稜経由のルートでアタックする場合のベースキャンプとなっています。シェルパやポーターなどがヤクという動物を用いて荷物を運びます。

ネパールのカトマンズから空路でルクラへ行き、そこからトレッキングで約6~7日かけてベースキャンプへ向かうこととなります。

バーミッションが必要になるチベット側ベースキャンプ

チベット側ベースキャンプは、北側にあります。ベースキャンプは、標高5,150mで北東稜を辿ってアタックするための基地です。

エベレストへの玄関口である中国成都から空路や列車でチベットのラサへ向かえます。

ラサからは、車で向かうルートがあるため比較的楽にベースキャンプに行くことができます。車でのアクセスが可能とはいえ、ラサは既に3,658mの高地です。また、車で4,000~5,000mを超える峠をいくつか超えていくため、途中の村に滞在し高度順応しながら進むことになります。

チベット側ベースキャンプを訪れるには、中国政府のパーミッション(許可)が必要になります。ツアーに参加すれば一緒に申請してもらえますよ。チベット自治区を訪れる際にもパーミッションが必要ですが、これとはまた別のものなため注意が必要です。

また、チベットは自由に旅行ができないため、ガイドやドライバーなどを個人で雇うかツアーに参加しましょう。

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エベレストベースキャンプではトレッキングが大人気

エベレストをトレッキングする人の様子
エベレストの雄大な景色と360度見渡す限りのパノラマは、数日かけて歩いてきた人だけが見ることができる格別な場所です。そのため、ベースキャンプへ行くルートは大変人気のトレッキングコースとなっています。世界中から多数の観光客が訪れますよ。

ベースキャンプへのツアーコースは、多くの種類があり日本の旅行会社や現地でも申し込めます。どの難易度のツアーにするかは体力や経験、日程などによってガイドなどと相談して決めましょう。ツアーにはガイドやポーターが同行してくれます。

途中の村で高地順応や観光、そしてロッジなどに宿泊しながらゆっくりと進みますよ。エベレストへつながる街道沿いには、現在も人々が暮らしている村がいくつかあり、独特の民族の文化などに触れることもできます。

ベースキャンプは氷河がすぐ近くにあり、ヒマラヤの山々が迫るようにそびえ立っています。標高が高くなるにつれ息苦しくなり足が思うように動かなくなってきますが、ベースキャンプにたどり着き最高峰の山々を見ると、そんな疲れもなくなるような達成感を得られるのではないでしょうか。

行程や滞在日数にもよりますが、ツアー代金は日本で申し込むと航空券なども含めて50万円ほどからです。現地発着のツアーでは約10~15万円となっています。

また、高山病やトレッキング中にケガをすることも少なくありません。レスキューのヘリなどは高額を請求されるので必ず旅行保険へ加入しておきましょう。

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トレッキングのベストシーズンとツアーの日数


ベストシーズンは、一番天候が安定している10月~11月の秋です。

10月~11月は、空気も澄みわたっており景色も最高です。春も気候がよさそうですが不安定な日があったりします。また、梅雨の時期から夏場は雨が多くおすすめできません。エベレストに雲がかかって全景を見ることができなくなります。

装備などは、ネパールの首都・カトマンズなどで調達しておくとよいでしょう。ネパールのルクラをスタートし、往路8~9日間、復路4~5日間となります。トレッキングは一日平均5~6時間、多い時には8~9時間になり、約2週間かけてベースキャンプを往復します。

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ネパールツアーの一例

ここからは、ネパールツアーの一例を紹介いたします。

ネパールの首都・カトマンズから空路でトレッキングの出発点であるルクラへ向かいます。まずは、ルクラから2日かけて標高3,440mにあるナムチェバザール村に向かい、高地順応のため1日滞在しますよ。

その後、2日間歩き、ディングボッシュに到着したら、再び1日かけて順応を行います。さらに、ここからベースキャンプへは2日かかります。なお、観光客はベースキャンプでの宿泊はできません。

そんなツアーの中で、ぜひ、訪れていただきたいおすすめのスポットが「カラパタール」です。エベレスト山頂まで約10㎞、標高は5,545mのトレッキングで行けるギリギリの場所にあります。一番間近なポイントから山頂を眺めてみてはいかがでしょうか。

ブースキャンプを利用してエベレストの絶景を眺めよう

エベレスト ベースキャンプ 冬場のエベレストの風景
世界最高峰のエベレストを間近に眺めることができるベースキャンプからの風景は圧巻です。ここに立った人にしか味わうことのできない壮大な自然のパノラマが広がりますよ。

少し大変なトレッキングかもしれませんが、忘れられない体験になるのではないでしょうか。