国内屈指の透明度を誇る海と沖縄の原風景に出会う旅。本来の自分に帰依する島、瀬底島に佇む琉球古民家貸別荘「美ら民家」

2019/06/29

瀬底島は、那覇空港から車で約1時間半、北部の国頭郡にある橋で渡れる小さな離島。国内でも屈指の透明度と言われている瀬底ビーチは、目を見張るような美しいサンゴ礁に囲まれており、ディープな沖縄を求める旅行者に人気です。この記事では、魅力たっぷりの瀬底島と、瀬底島の集落にひっそりと佇む琉球古民家宿をご紹介します。

瀬底島の魅力

沖縄の北部、美ら海水族館から車を15分走らせた場所にある離島、瀬底島。昭和60年に開通した瀬底大橋を渡って気軽に行けるため、観光スポットとして賑わっています。橋を渡り始めると、宝石のように輝くターコイズブルーの海が視界に入り、思わず声をあげてカメラを向けてしまうほど。

特に瀬底島の西側に位置する瀬底ビーチの美しさは圧巻!風の向きや天候、太陽の位置など、全てのコンディションが完璧に整うと、海と空がグラデーションになって溶け込むような瀬底ブルーを目にすることができます。とにかく「美しい」のひとこと。

ビーチから少し沖に出ればダイビングスポットが盛りだくさん。沖縄の海を知り尽くしたレジェンドと呼ばれるガイドでさえ感嘆する豊富なサンゴ礁も魅力のひとつです。驚くような数のテーブルサンゴや、色とりどりの熱帯魚、カクレクマノミ(ニモ)も多く生息しています。

また瀬底島は、開発が進む沖縄の中で貴重となった自然美が色濃く残る場所。風に吹かれて揺れるさとうきびや色鮮やかに咲くトロピカルフラワー、貝殻やサンゴがキラキラと輝く真っ白な砂浜など、まるでタイムスリップしたかのような原風景に出会うことができます。実り豊かな自然と人が調和するノスタルジックでトロピカルな楽園という印象を強く受けました。

夏の観光イメージが強い沖縄ですが、実はどの季節でも楽しむことができます。マリンスポーツを目的とされる方は、610月に、静かな観光を目的とされる方はそれ以外の季節がオススメです。個人的には梅雨明けのオンシーズン前がベスト。

福木並木の集落にひっそりと佇む琉球古民家貸別荘「美ら民家」

瀬底島のちょうど中心部、静かな集落の中に現れる琉球古民家宿「美ら民家」。天に向かってそびえ立つ幸運を運ぶ木、福木(フクギ)にぐるりと守られるように佇んでいます。戦後間もなく建てられた築60年の琉球古民家を再生した宿泊施設です。

 

琉球文化独特の風情ある外観を生かしてリノベーションされているので、まるで「おばぁ」の家に帰省したような昔ながらの島暮らしを体験することができます。

室内の母屋は、琉球古民家の基本となる間取りで、縁側から入って一番座、二番座と並び、背面には裏座があります。仕切りがないため、ワイワイと団らんを楽しみつつ、夜は布団を並べて、これまたワイワイと話をしながら眠りにつくことができます。

室内にリビングはありませんが、庭に屋根付きのアウトサイドリビングがあるので、屋外で朝ごはんを食べたり、夜はBBQをしながらお酒を交わしたり、様々な使い方ができることも嬉しいポイント。「和」を重んじた母屋とは打って変わってどこか南国のリゾートを思わせる雰囲気。写真映えの期待も裏切りません。

朝早く起き、島さんぽをしながらビーチへ行き、泳いだりシュノーケリングをしたり、思い思いの時間を過ごしたら、近くのカフェでランチ。夕方はサンセットを見ながらビーチコーミングをして、お酒を飲みながら語り合う。ゆったりと自然のリズムに合わせて過ごすことができます。

リゾートホテルも開放感抜群ですが、日本の古き良き文化を味わえる宿も格別。宿泊者だけに用意された贅沢な空間で、気心知れた仲間と暮らすように滞在するアットホームステイが叶います。

 

沖縄の古民家は、玄関がなく縁側からの出入りが基本。部屋の仕切りがなく風を感じながら心地良く過ごすことができます。また、直射日光を遮断するために長く突き出したひさしが特徴的。沖縄の厳しい夏をのりこえるための工夫が至る所に散りばめられており、現代人が忘れがちな先人の知恵と技術を目にすることができますよ!

自分に帰る場所「美ら民家」

モノがあふれ「消費する贅沢」があたりまえになった世の中。無駄とも思える浪費を見かけるたび、何かが満たされない現代人の心の乏しさや寂しを感じます。

心の豊かさとは?そんな問いに答えを出してくれる島の旅。瀬底島は、スーパーもコンビニもほどよく遠く、大半は自然の中で過ごします。あわただしい情報社会から抜け出し、風の音や海の香り、鳥のさえずり、満天の星々に身を委ねて地球を身近に感じることこそが島旅行の醍醐味です。

美ら民家は、ただただ、ボーッとのんびり過ごす「何もしない贅沢」を楽しめる場所。数日自然と共存することで見失いがちな本来の自分を取り戻し、心豊かに生きることや、限りある時間の過ごし方を再確認できる、そんな場所です。

着飾った外側のきらびやかさより、体験によって得る内側の充実は、自分自身に本当の美しさと輝きを与えてくれます。「わたし」が喜びを感じ、笑顔になれる時間を選択することで心が満たされる。「何もしない贅沢」を自分にプレゼントしましょう!島旅を通して日常の不必要なノイズから解放されれば、今よりもっと自分を好きになれるはず。

text by:Akemi Yamamoto
edit by:Akemi Yamamoto

古民家貸別荘CHULAMINKA / 美ら民家

住所:沖縄県国頭郡本部町瀬底113

Website : https://www.chulaminka.jp/

Instagram : @chulaminka